奇跡のスーパーフード「モリンガ」。古くから歴史のあるモリンガは、豊富な栄養素を持っているだけでなく、実は環境問題や世界食糧計画にも大きく関わっているほど、世界から注目されている植物です。本記事ではモリンガの栄養素や効果効能から、環境や世界に与える影響までをご紹介します。
モリンガとは?
モリンガとは、別名“ワサビノキ”ともいい、主にインドを中心とした亜熱帯地域で栽培されている可食植物(食用として食べられる植物)です。
日本では自生しない植物ですが、乾燥や害虫に強く無農薬でも育ちやすいことから、現在は沖縄県、鹿児島県、熊本県などで栽培されています。
食用のみならず、粉末やオイルにしてサプリやスキンケア用品としても流通するなど、今世界中から注目されているスーパーフードなんです。
モリンガはその高い栄養素から「奇跡の木」や「生命の木」とも呼ばれています。
「最も高い栄養成分を含む植物」や「300の病気を予防する薬箱」ともいわれ、種から花までほとんどの部分に栄養が詰まっている植物です。
モリンガの歴史
紀元前2500年の北インド。
古代ローマ、ギリシャ、エジプト文明のころから、モリンガは食料、健康、美容に良いと人々から親しまれていました。5000年もの歴史をもつインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」にも取り入れられていました。
また、世界3大美女のクレオパトラも、モリンガの愛用者とも言われ、モリンガから抽出したオイルを体に塗ったり、お茶を飲んだりして“美”を維持していたといわれています。
モリンガが環境・貧困問題に与える影響とは
モリンガは食品やスキンケア用品として用いられるだけでなく、環境にも良い影響を与える植物として注目されています。
温暖化対策、浄水効果、世界食糧計画について、以下で詳しくご紹介します。
温暖化対策
地球温暖化を防ぐには、温暖化の原因であるCO2を減らすことが有効とされていて、世界各地で様々な対策がとられています。
そのような中、モリンガは一般の植物と比べ、約20倍ものCO2を吸収することがわかっているんです。理由としては、モリンガの特徴である「速い成長スピード」に合わせて大量のCO2が必要になるからだといわれています。
自然的に大量のCO2削減を期待できることから、温暖化対策にとても有効な植物だと、今世界中から期待が寄せられているんです。
汚染水の浄化
旧約聖書には「濁った水を浄化し人々の喉を潤す」と記載されているほど、モリンガには優れた浄化作用があります。モリンガの種には水中の異物を固める作用があるため、固まった異物が水の底に沈み、汚染水が透明度の高い水になっていくんです。
バクテリアの除去や微生物を沈降させる作用もあり、古くから汚染水の浄化に使用されてきました。
濾過をすれば飲料水として飲むこともできるので、モリンガは古くから人々の生活に欠かせないものであったというのも頷けます。
世界食糧計画
2007年、モリンガは国際連合の世界食糧計画(WFP)に採用され、飢餓に苦しむ人々を救う食品として指定されました。授乳中の母親や幼児の栄養失調防止にも有効で、NGO団体を中心に栄養不足に苦しむ人々の食料源として活用されています。
フィリピンではモリンガが庭に1本植わっていて、栄養補助食品として重宝されているそうです。
モリンガの栄養素
モリンガには「90種類以上の栄養素」「46種類の抗酸化物質」「36種類の抗炎症物質」「18種類のアミノ酸」が含まれています。
モリンガに含まれる代表的な栄養素は以下の通りです。
ビタミンA(にんじんの4倍)
ビタミンB1(豚肉の4倍)
ビタミンB2(イワシの50倍)
ビタミンC(オレンジの7倍)
ビタミンE(卵の96倍)
カリウム(バナナの3倍)
カルシウム(牛乳の16倍)
マグネシウム(卵の36倍)
ポリフェノール(赤ワインの8倍)
ギャバ(発芽玄米の20倍)
アミノ酸(米酢の97倍)
食物繊維(レタスの28倍)
鉄分(プルーンの82倍)
これらの栄養素はどれも人間の身体に欠かせないもので、色んな食材から幅広く摂取する必要があります。
しかしモリンガを取り入れることで、何種類もの食材を食べなくてもバランスよく豊富な栄養素を摂取することができるんです。
海外のスーパーマーケットでは、モリンガの加工品が販売されていることも珍しくありません。
モリンガの健康効果
モリンガが持つ豊富な栄養素は、人々の健康にどのような効果をもたらすのでしょうか?
以下でいくつかご紹介します。
毎日すっきりとした朝を迎えるサポート
モリンガには、便を柔らかくする「水溶性食物繊維」と、便を固めて排出しやすくする「不水溶性食物繊維」の2種類が含まれています。
適度にモリンガを摂取することでバランスよく食物繊維を摂取することができるので、毎日お腹をスッキリさせたい人にオススメです。
健康な体づくりをサポート
健康な体を作るために重要な骨。
モリンガは骨の生成に必要なカルシウムを含んでおり、年齢とともに低下しがちなカルシウムの減少を抑えます。
その他にも、モリンガには300以上もの効果効能があるといわれています。
今後も様々な商品の開発において重要な素材になるのではないかと、モリンガは今大きな期待を寄せられています。
モリンガを使ったオススメ食品
様々な栄養や効能があるモリンガですが、日常生活に気軽に取り入れるにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでオススメしたいのが、食品として生活に取り入れる方法です。
例えば海外セレブたちは、美容や健康のためにグリーンスムージーなどの置き換えドリンクを積極的に摂るようにしています。豊富な栄養素とデトックス効果への期待から、モリンガはボディメイクに最適な食材として注目されているんです。
「野菜をたくさん使ってグリーンスムージーをつくるのは面倒だし、そもそもモリンガなんて手に入らない……」というお悩みをお持ちの方には、モリンガの栄養をぎゅっと詰め込んだ「フルーツモリンガスリム」がオススメです。
1000億個の乳酸菌や121種の植物発酵エキスが配合されていて、美容と健康をしっかりとサポートしてくれるのが特徴です。
個包装の粉末タイプで、1日1〜2包を目安にお水、牛乳、豆乳、ヨーグルトなどに混ぜてお召し上がりください。
青汁のような飲み口が苦手という方は、いちご味で飲みやすい「モリママの赤い青汁」がオススメです。
モリンガ以外にも9種の国産野菜を凝縮させた、栄養満点の青汁です。初めての方は、まずは50mlの牛乳に溶かしてお飲みください。
いちご味で飲みやすくなっているので、野菜不足が気になる方や、好き嫌いが激しいお子様にもオススメです。
保存料、着色料、香料、甘味料などは一切使用していないので、どなたでも安心してお飲みいただけます。
まとめ
奇跡のスーパーフード「モリンガ」。食品として優秀なのは勿論のこと、環境改善や食糧計画にも前向きな効果をもたらす、まさに“奇跡の木”です。
健康や自然を守るため、モリンガはこれからさらに多くの人々に知れ渡る素材となっていくでしょう。
これを機に、ぜひモリンガを生活に取り入れ、健康的な毎日を過ごしてみませんか?
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