モリンガはオーガニックなの？モリンガ商品の選び方のポイントを解説

「奇跡の木」や「生命の木」などの呼称を持つスーパーフード「モリンガ」をご存じでしょうか。

モリンガはアフリカやインドなどの熱帯地域にある樹木で、それらの地域では昔から多くの病気の治療や予防に重宝されてきました。

国連機関やNGO団体は、モリンガの豊富な栄養価と効能が飢餓に苦しむ国の救世主になると注目し、栽培支援を始めました。それから世界的にモリンガの認知度が高まり、栽培方法も確立され、最近では沖縄県や鹿児島県などの日本国内でも栽培されています。

モリンガはモリンガパウダーやサプリなどのさまざまな商品が流通していますが、安全性も気になるところでしょう。少しでも体に優しいものを選ぶならオーガニックかどうかも注目したいポイントです。

今回の記事では、モリンガの選び方やおすすめの商品を解説します。

モリンガとは、インド北部原産の樹木です。現在はインドだけでなく、アフリカ大陸や東南アジア、日本などでも広く栽培されています。モリンガの木は成長がとても早く、数年で高さ3〜10mに達し、幹の直径は10〜30cmにもなるそうです。

モリンガは葉をはじめ、根や茎、種など、一つの樹木からほとんどの部位を食用として摂取できます。なかでもモリンガの葉には90種類以上の栄養素があるといわれており、人間の体に欠かせない幅広い栄養素をカバーしています。

モリンガの木が生えていない日本では、新しい食品という印象が強いですが、実は古くからインドをはじめとする多くの国で薬として、美容や健康目的として重宝されてきたものです。食材以外にも粉末にして薬として使用したり、ハーブやオイルとしても利用したりなど、さまざまな用途で活用されています。

モリンガは虫がつきにくい植物のため、そのほとんどが無農薬で栽培されています。そのため、ほとんどのモリンガ商品がオーガニックです。

ただし、オーガニック認証がないモリンガ商品はたくさんあります。その理由は、オーガニック認証を得るには、認証機関に費用を払わなければならず、小さな農園にとっては大きな負担になるからです。

また認証があっても、承認された土地以外で育ったものを混ぜて、オーガニック認証商品として出すといった不正がおこなわれているケースもあります。

オーガニック認証も重要な要素ですが、生産者の顔が公開されている、産地の情報がわかるなどといったところもあわせて確認してみましょう。

モリンガを使った商品はタブレットやサプリメント、粉末状にしたものなどが販売されています。ここからはモリンガ商品を選ぶポイントを紹介します。

モリンガは国内収穫・国内加工のものや、海外収穫・国内加工など、製造の工程は多種多様です。口に入れるものだからこそ、「無添加」「無農薬」などのポイントもチェックしておきたいポイントです。

とくに確認したい点は、以下の2つが挙げられます。

有機JAS認定を取得している
国内で生産製造されているか

有機JASとは、農薬や化学製品に頼らずに作られた食品のことです。栽培中を含めて、土壌に2年間農薬が使われていないこと、害虫駆除で農薬を使用していないことなど、厳しい検査を通ったものだけが「有機JAS」として認定を受けられます。

日本で販売されているモリンガパウダーは、フィリピン産やインド産、スリランカ産などのモリンガを原料とするものが多く見られます。日本では沖縄県産や鹿児島県産などがあり、国内で栽培して加工した商品が多く販売されているので、生産元もあわせてチェックしてみましょう。

モリンガは部位によって含まれている栄養素が異なり、葉の部分にもっとも栄養が豊富に含まれています。そのため、葉を加工した商品を選ぶことをおすすめします。
日本で流通しているものは、葉を加工した商品がほとんどのため、そこまで心配になる必要はありません。気になるという人は成分表に目を通しておきましょう。

なお、海外産のものはモリンガ以外のものが含まれている場合もあるので、なるべく国産のものを選ぶことが大切です。

健康食品を取り扱うマイナチュラが販売しているフルーツモリンガシリーズは、モリンガをベースに、不足しがちな栄養素をプラスした飲みやすい青汁です。美容やダイエット効果も期待できる成分も配合されており、女性を中心に人気を集めています。

フルーツモリンガには、約500億個の乳酸菌に加えて、グルコマンナン、ガラクトオリゴ糖なども配合されています。腸内環境を健やかに保つサポートをしてくれるため、毎日のスッキリにも期待できるでしょう。

フルーツモリンガには、ビタミン類13種類以上に加えて、ポリフェノール、食物繊維、鉄分など美容効果にも効果的な栄養素を含むモリンガが配合されています。さらに美容成分としてコラーゲンも含まれているため、お肌を整えるサポートをしてくれます。

普段の食事から摂ることが難しい121種類の植物性生酵素が配合されており、腸内環境を整え、ダイエットもサポートしてくれます。フルーツモリンガは粉末状になっており、牛乳や豆乳、炭酸飲料などと割って飲みます。スムージーに混ぜて置き換えダイエットとして活用するのもおすすめです。

フルーツモリンガには、着色料や保存料、香料などの添加物は一切使われていません。また主原料となるモリンガ、有機大麦若葉、有機大麦若葉なども国産を徹底しています。そして国内の工場で製造されているため、安全性・品質面でも信頼度が高いです。

おすすめの飲み方を3つ紹介します。

【材料】

フルーツモリンガ：1袋

お好みのソフトドリンク：100cc

【作り方】

グラスにフルーツモリンガを入れ、お好みのソフトドリンクで溶かす。リンゴ風味なので炭酸水やりんごジュースなどとよく合います。

【材料】

フルーツモリンガ：1袋

豆乳：100cc

【作り方】

グラスにフルーツモリンガを入れ、豆乳で溶かす。ダイエット中でカロリーが心配な人は、無調整豆乳やアーモンドミルクでも代用できます。

【材料】

フルーツモリンガ：1袋

バナナ：50g（1／2本程度）

牛乳：100cc

【作り方】

すべての材料をミキサーに入れて、1〜2分程度ミキサーにかける。バナナのスライスを入れたり、季節の果物や野菜を混ぜてもおいしく飲めます。とくにバナナは腹持ちが良いので置き換えにもぴったりです。

モリンガ商品を選ぶ際は、オーガニック認証を受けているか、産地や生産者の顔が見えるかどうかなど、総合的に見て判断することをおすすめします。

また国内産のものはあまり心配する必要はありませんが、モリンガの葉以外のものが入っていないかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。