世界で話題のスーパーフード『モリンガ』。生命力がとても強い植物で、90種類以上の栄養素が含まれていることから『奇跡の木』とも呼ばれています。イキイキとした毎日を送るためにモリンガを取り入れることで摂取できる栄養素やその栄養素の持つ役割、モリンガを摂取するタイミングについて説明しました。

モリンガは今、世界で注目されているスーパーフードです。生命力がとても強い植物で、90種類以上の栄養素が含まれていることから『奇跡の木』とも呼ばれています。日本でその栄養価の高さが注目され始めたのはここ数年ですが、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは約2000年前から使用されていたそうです。

本記事では、話題のモリンガが気になっている方に向けて、『モリンガとは何なのか』、『モリンガに含まれる栄養素』、『モリンガのおすすめの摂取方法』について説明します。

モリンガとは?

モリンガはケシ目ワサビノキ科の植物です。日本ではあまり聞き馴染みのない植物ですが、インドを中心とした南アジアやアフリカ、南米などで広く自生しています。原産国であるインドでは2000年以上前からその健康効果が注目されていて、葉をお茶にしたり、根や種を粉末にしたりして食べられていたそうです。また食べるたけでなく、マッサージを行うときの基材としても使われていました。

モリンガが『奇跡の木』と呼ばれるのはなぜ?

モリンガは『奇跡の木』とも呼ばれています。これは、多くの栄養素を含んでいるからというだけでなく、葉・茎・花・実・種・根・鞘のすべてが利用でき捨てるところがないというのも理由のひとつにあるようです。また、モリンガは生命力が強く過酷な環境でも生育し、数年で高さは3〜10m、幹の太さは10〜30cmにも育ちます。

耐寒性と耐暑性があるので昔から亜熱帯地域で広く栽培されていましたが、最近は高度は1000mくらいまで生育可能で、軽い霜なら耐えられることがわかり栽培地域が広がってきています。近年、日本でも注目が高まっていることから国内でも栽培されるようになりました。

スーパーフード『モリンガ』の栄養素

インドなどモリンガの原産国では葉を野菜として食べる文化がありますが、日本ではまだ栽培量が少ないため、生の野菜として購入することは難しいのが現状です。日本では栄養補助食品として、サプリメントや乾燥させて粉末にしたもので摂取するのが一般的です。

モリンガに含まれる栄養素

モリンガは他の野菜類と比べても含まれる栄養素の種類や量が圧倒的に多く、90種類以上の栄養素と18種類のアミノ酸が含まれています。

その中でも特に注目したいのがミネラル、ビタミンE、βカロテン、食物繊維、アミノ酸です。

一般社団法人日本食品分析センターの分析(2016年)によるモリンガ葉100g当たりの栄養素です。

ミネラル

カルシウム  2,230mg

鉄      15,6mg

マグネシウム 335mg

カリウム   1,270mg

亜鉛     1,51mg

ビタミンE  72,2mg

βカロテン  7,790μg

食物繊維  23,3mg

必須アミノ酸

ヒスチジン  0,62g

ロイシン   2,23g

イソロイシン  1,13g

リジン     1,59g

含硫アミノ(メチオニン+シスチン) 1,74g

酸芳香族アミノ酸(フェニルアラニン+チロシン) 2,32g

スレオニン  1,25g

トリプトファン 0,44g

バリン   1,57g

GAVA    269mg

不足しがちなミネラルが豊富に含まれている

モリンガはカルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなど不足しがちなミネラルを豊富に含んでいます。

モリンガの葉の粉末に含まれるカルシウムは小松菜の可食部100g当たりの約13倍で、鉄分は約5倍です。そして野菜に含まれる鉄分は非ヘム鉄という吸収されにくい特徴があり、特にタンニンによって吸収が阻害されることがわかっていますが、モリンガにはタンニンが少ないので効率的に鉄を吸収できる野菜と言えます。

カリウムはトマトの約6倍、マグネシウムはほうれん草の約5倍です。マグネシウムとカリウムは水に溶けやすい性質があり、茹でたり切ったあとに洗ったりすることで流れ出てしまいやすい栄養素です。

日本では野菜として葉を食べることはできませんが、サプリメントや粉末で摂取するためモリンガに含まれる栄養をむだなく摂取できるのはメリットと言えるでしょう。

抗酸化力が高い栄養素が含まれている

モリンガには抗酸化力が強いビタミンE、βカロテン、ポリフェノールが豊富に含まれています。その量はビタミンEはアーモンドの約2倍、βカロテンはにんじんの約1,2倍です。またβカロテンは体内でビタミンAに変換されますが、ビタミンAには粘膜を正常に保つ効果や免疫力をサポートすると言われているので、美容と健康に欠かせない栄養素です。

食物繊維が豊富

モリンガに含まれる食物繊維の量はキャベツの約20倍です。食物繊維は腸の調子を整えてくれる効果も期待できます。

体内で作れない必須アミノ酸

人間の体には20種類のアミノ酸があります。そのうち11種類は体内で作ることができるのですが、残りの9種類は体内では作れないため食品から摂取する必要があります。アミノ酸はそれぞれに体内で違う役割をするので、バランスよく摂取することが重要とされていて、モリンガにはその必須アミノ酸すべてが含まれています。

モリンガのおすすめの摂取方法

モリンガはサプリメントや粉末で摂取するのが一般的です。薬ではないので飲む時間は問いません。空腹時、食前、食後、就寝前など好きなタイミングで飲めます。

カプセルに入ったサプリメントタイプなら野菜が苦手な人でも飲みやすいでしょう。

粉末タイプは「水、牛乳、豆乳などで溶かす」「ヨーグルトにトッピングする」「クッキーやパンケーキなどお菓子作りに混ぜる」「天ぷらやからあげの衣に混ぜる」などさまざまな使い方ができます。

おすすめのモリンガの商品は?

モリママの赤い青汁

モリママの赤い青汁は、お子様の野菜不足におすすめないちご味の青汁です。成長するためにはカルシウムやマグネシウム、タンパク質、ビタミンなどをバランスよく摂取することが重要ですが、野菜嫌いの子供や食べることが苦手で少量しか食べられない子供もいます。

モリママの赤い青汁はモリンガを始め、9種類の野菜、乳酸菌、カルシウム、鉄、オメガ3などを含んでいるので、これを1杯飲めば必要な栄養が十分に摂取できます。

保存料、着色料無添加で、甘味料不使用、厚生労働省食物アレルギー特定原料材料等28品目不使用なので、ママも安心ですね。

フルーツモリンガ

フルーツモリンガはりんご風味で1杯11,7kcalです。低カロリーでダイエットをサポートする121種類の酵素や500億個の乳酸菌が含まれています。ダイエット中は食事制限で栄養が偏りがちです。便秘になったり、肌の調子が悪くなったりすることもありますが、スーパーフードのモリンガを取り入れることで栄養バランスが整い、ダイエットのサポートをしてくれます。

牛乳や豆乳で割れば腹持ちがよくなるので、置き換えダイエットにも使えます。国内素材で国内生産というところも安心感があってよいですね。

まとめ

本記事では、話題のスーパーフードのモリンガが気になっている方に向けて栄養素や摂取方法についてご紹介させていただいました。

健康維持やダイエットに関心のある方はぜひ試してみてくださいね。