スーパーフードの一つとして注目を集めている食材「モリンガ」について、健康志向の人や美意識の高い人は一度は耳にしたことがあるかもしれません。そんなモリンガの実には栄養がたっぷり!モリンガの基礎知識や気になる実の味やおすすめの食べ方を解説しています。かたモリンガの実以外にもおいしく摂取できる方法も紹介しています。

スーパーフードの一つとして注目を集めている食材「モリンガ」について、健康志向の人や美意識の高い人は一度は耳にしたことがあるかもしれません。

モリンガはインドや東南アジアなどの温暖な気候の国にある樹木です。豊富な栄養素を持つだけでなく、実(種)・根・葉・花などのほとんどの部位を食用として摂取できる点も特徴です。日本では葉を加工したモリンガパウダーやお茶などが多く流通していますが、実にも魅力が満載です。

今回の記事ではモリンガの実について、特徴や味、食べ方などを解説します。

モリンガ・ワサビノキとは

モリンガは、北インド原産ワサビ科の樹木で、インドや東南アジア、アフリカ、日本などで栽培されています。葉、茎、花、実、根まで余すことなく活用でき、地球上の食べられる植物の中でもっとも多くの栄養素を含むことから、「奇跡の木」という俗称を持つほどです。

モリンガが自生している国では、日常的に栄養価の高い食材の一つとして取り入れられています。西洋医学では、毎年モリンガの医薬品価値についてのより多くの研究発表がおこなわれています。

モリンガに含まれる栄養素

モリンガにはなんと90種類以上もの栄養が含まれています。主な栄養素は以下の6つです。

ミネラル類(カリウム・カルシウム・鉄・など)
食物繊維
アミノ酸
ビタミン類(ビタミンA・B1・B2・C・Eなど)
タンパク質
ポリフェノール
人間の体に必要な5大栄養素の一つでもあるミネラル類をはじめ、食物繊維やタンパク質などの豊富な栄養素が含まれています。

いずれの栄養素も、ほかの食材と比較すると何倍もの量が含まれており、モリンガ一つでさまざまな栄養素を補うことが可能です。

モリンガの実の油にも注目

モリンガの実にはかなりの油脂が含まれており、実の30%〜40%が油でできています。実を搾って得られた淡黄色の油脂は「ベンオイル」として流通しています。

このオイルは、古代ローマやギリシャ、エジプト文明の時代から、オリーブオイルのように重宝されてきたそうです。食用油としてはもちろん、スキンケアやヘアケア、クリームなど幅広い用途で活用されてきたといわれています。

またベンオイルは約70%が不飽和脂肪酸であることがわかっており、健康に良い油とされているものです。オレイン酸が豊富なことで知られるオリーブオイルに非常に近く、第2のオリーブオイルともいえるでしょう。

モリンガの実はどんな味?

モリンガの実は歯ごたえがあり、最初は非常に苦味を感じます。しかし口の中でかむうちに、唾液で次第に甘くなってくるという特徴があります。

実をかんでから1時間程度は、水を飲むたびに味がないはずの水が非常に甘く感じられるそうです。この甘さの正体は、実に含まれるイノシトールという成分によるものといわれています。

モリンガの実の食べ方

モリンガの実の食べ方は主に3つの方法があります。

そのまま食べる

モリンガの実はそのまま食べることができます。モリンガの実は殻に覆われており、殻を割ると白いふわふわした実が出てきます。この白い実が食べられます。

実と一緒に冷たい緑茶やアイスコーヒーなどと飲むと、爽やかな甘味が感じられるのでおすすめです。砂糖やミルクを使わなくても、実から感じられる自然な甘さがあるので体にも優しいでしょう。

炒る

豆のように炒って食べる方法です。炒るとピーナッツのような味がするそうです。

カレー粉の材料に

乾燥させた実を粉末にして、カレー粉の材料に用いる方法もあります。料理が好きな人はぜひ試してみると良いでしょう

より手軽にモリンガを取り入れるならフルーツモリンガ

モリンガの実を食べてみて続けにくいと感じた人や、もっと手軽に取り入れたいと思った人は、フルーツモリンガがおすすめです。フルーツモリンガはモリンガをベースに、乳酸菌や酵素などの栄養も凝縮した美容とダイエットをサポートする青汁です。

フルーティーなリンゴ風味に作られており、青汁は苦くて飲みにくいという多くの声を反映させています。

フルーツモリンガに含まれている成分

配合されている主な成分は、以下の6つです。

- 国産有機モリンガ+日本のスーパーフード国産有機抹茶+国産有機大麦若葉
- 乳酸菌nano-ECF 500億個+ビフィズス菌配合
- 乳酸菌生産物質
- 植物発酵エキス121種類
- グルコマンナン+難消化性デキストリン+ガラクトオリゴ糖
- フィッシュコラーゲンペプチド+植物プラセンタ

モリンガだけでも十分な栄養素がありますが、フルーツモリンガにはダイエットをサポートする121種類の酵素をはじめ、毎日のスッキリをサポートする乳酸菌やビフィズス菌なども豊富に含んでいます。これらの成分から、健康と美容にアプローチしてくれる成分が満載です。

気になる添加物も不使用

フルーツモリンガには保存料や着色料、人工甘味料が使われていません。そして国内素材の使用、国内生産を徹底しており、安全性や品質にもこだわりを感じられます。

フルーツモリンガの飲み方

フルーツモリンガの飲み方は、牛乳やソフトドリンク、豆乳などに粉末を混ぜて飲みます。ヨーグルトやアイスなどの食品と混ぜて飲むという人も多いようです。

また朝食をフルーツモリンガに置き換えてカロリーダウンを図るという方法もあります。フルーツモリンガだけでは物足りない人は、腹持ちの良いバナナを入れてスムージーにすると良いでしょう。

モリンガの実で健やかな暮らしを

モリンガは優れた栄養素と内容量の豊富さが魅力のスーパーフードです。古くからモリンガは薬として、健康や美容目的としてなど、さまざまな形で活用されてきました。

現代の日本の食習慣は栄養バランスが偏りがちで、必要な栄養素が補えていないといわれています。しかし仕事や育児などで忙しい中、たくさんの食材から栄養素を補うことは簡単なことではありません。

そんな現代にぴったりといえる食材が、一つの食材で多くの栄養素をカバーできるモリンガです。

モリンガの実には体内の代謝をスムーズに促すイノシトールや、日常の疲れを和らげる効果が期待できるグルコモリンギンなどが豊富です。また実から採れる油も、食用や美容にも良いものとして活用されています。

モリンガの実の味が苦手、食べにくい場合は、粉末状でお好きな飲み物と混ぜて飲めるフルーツモリンガもおすすめです。ぜひお好みの食べ方・飲み方をお試しください。